貸し会議室大手のティーケーピー（ＴＫＰ、東京）は、大人数が集まる「密」の回避に配慮した新たな会議室スタイルを提案している。６月３０日には札幌市内で建設業や製薬会社など２７社の担当者が参加した企業向け体験会を開催した。
同社は道内で貸し会議室や宴会場などを備えた１２施設を運営。提供する会議室の収容人数を通常の半分以下に抑え、会議室を管理するスタッフが消毒と換気を定期的に行うようにした。
体験会では、新型コロナウイルス対策で座席を間引きした会議室の見学や、インターネットを通じて会議を中継する実演を行った。懇親会は、ビュッフェ形式ではなく弁当を配布する方法も紹介した。同社の盛本毅司札幌支店長は「体験会に参加した企業の反応も良く、新たな会議室を普及させていきたい」と話した。（榎本雅也）
♦北海道新聞WEB
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/436806