貸し会議室大手のティーケーピー（ＴＫＰ、東京）は、フランチャイズ運営する「アパホテルＴＫＰ札幌駅前」（札幌市中央区北２西２）内のカフェで、首都圏で展開する「富士そば」の販売を始めた。
新型コロナウイルスの感染拡大でカフェは３月以降、ランチ営業を休止していたが、「店舗機能を活用して、北海道には無いメニューを提供したい」と外食チェーンとの連携を企画した。
麺とつゆは「富士そば」を運営するダイタンフーズ（東京）から仕入れ、定番メニューの「かけそば」や「コロッケそば」などを用意。「スープカレーそば」などＴＫＰのオリジナルメニューも含めて計１１種類を提供する。
１０月末までの期間限定で、以降は他の外食チェーンのメニュー販売も検討する。ＴＫＰの河野貴輝社長は「柔軟な店舗運営で、ビジネス客のランチ需要を取り込みたい」と話す。営業時間は平日午前１１時半から午後３時まで。（芝垣なの香）