露天風呂付きスイートルームや研修設備を備え、温泉と景色を楽しむ個人客にもビジネスの法人客にも対応できる豪華な多目的ホテルが１６日、熱海市熱海の標高約２４０メートルの高台に開業した。
貸会議室や宿泊施設を全国で運営する「ＴＫＰ」（本社・東京都新宿区）が、リゾートマンション（２８階建て約２８０戸）の元ゲストハウスをリノベーションした「ＩＳＨＩＮＯＹＡ熱海」。客室は２４～２８階に３４室あり、４室あるスイートは広さが１３６平方メートル（１泊２食付き１人税別５万円から）。２６～３７平方メートルのスタンダード客室が２０室、会議室が３室、４種のラウンジなどもある。
ＴＫＰはすでに温泉のある「リゾートセミナーホテル」として熱海市内に二つの宿泊研修施設「レクトーレ」を展開。豪華宿の「石のや」ブランドは伊豆の国市の「伊豆長岡」に次いで２軒目となる。
開業披露式典で河野貴輝社長は「企業にも地域にも必要なホテルとして残していきたい」。斉藤栄市長は「（働きながら休暇をとる）ワーケーションの舞台として期待しています」とあいさつした。【梁川淑広】
■写真説明眼下に相模灘が広がる２８階の露天風呂付きスイートルームのテラス＝熱海市熱海で
♦毎日新聞WEB
https://mainichi.jp/articles/20200917/ddl/k22/020/188000c